仕事帰りの道すがら、人出はめっきりと少なくなったが街灯や信号機は相変わらず煌々としている。
そんな光源がいつも以上に目につくのは、慣れないマスクをしているせいで呼気が眼鏡を曇らせ、光の輪が出現するためだ。そして、その光の輪が太陽の最も外側を成すガス層の名を連想させるのは、この数カ月にわたって新型の感染症ウイルスのニュースをいやというほど見聞きし続けているせいだ。
地球を生命の星ならしめている太陽。その最外層は、そして、いま私達に脅威をもたらしている感染症ウイルスのグループは、どちらもその見た目からラテン語で冠を意味する「corona」の名を付して呼ばれる。
普段は目にすることはないこの光輝く王冠は、いま我々が置かれている禍中の不安や焦燥の象徴としては、皮肉なほど眩しく美しい。
そんな光源がいつも以上に目につくのは、慣れないマスクをしているせいで呼気が眼鏡を曇らせ、光の輪が出現するためだ。そして、その光の輪が太陽の最も外側を成すガス層の名を連想させるのは、この数カ月にわたって新型の感染症ウイルスのニュースをいやというほど見聞きし続けているせいだ。
地球を生命の星ならしめている太陽。その最外層は、そして、いま私達に脅威をもたらしている感染症ウイルスのグループは、どちらもその見た目からラテン語で冠を意味する「corona」の名を付して呼ばれる。
普段は目にすることはないこの光輝く王冠は、いま我々が置かれている禍中の不安や焦燥の象徴としては、皮肉なほど眩しく美しい。
2020年6月9日から8月30日まで開催されたSARP定点観測参加作品。